【シェア読書:1020冊目】残念ながら、その文章では伝わりません(山口拓朗)

【文章力は学べるスキル!】
伝える力【話す・書く】研究所所長・山口拓朗氏が、「わかりやすい」といわれる、書き方の基本とコツを解説。「残念ながら、その文章では伝わりません」という反応がなくなっていく。

■この本の紹介文

「さっきのメール、結局どういうこと?」
送った文章で、似たような反応をされた経験ありませんか?

 

本書は、伝えたい内容がきちんと伝わる文章を書くための、書き方の基本とコツを紹介する一冊。
21年間で2800件以上の取材・執筆歴を誇る著者が、「伝わる」解説をしていく。

 

幼少期から、学生時代、そして、現代に至るまでを思い返してください。
文章の書き方を、しっかり学んだ記憶ありますか?

 

おそらく、多くの人が「記憶にない」と答えると思います。
そう、われわれは、文章のしっかりした書き方を学ばずにここまで生きてきたのです。

 

ですので、「伝わる文章」を書くためには、書き方の基本とコツをしっかりと身につける必要があります
言い換えれば、書き方の基本とコツを身につけない限り、「伝わる文章」は書けないのです。

 

基本を押さえることで、書けば書くほど、文章力は伸びていきます
「伝わる」文章を書きたいのであれば、基礎をまず押さえましょう。

 

21年間のキャリアを誇るプロライターが教える、文章の基礎。
「これってどういう意味?」とは、もう言わせない。

 

◆基礎を固めた者の文章は、強い。

■本がわかる!15の要約ポイント

一文の目安は長くて60文字程度。
60文字を超えたら「どこかで区切れないかな?」と分割を検討しましょう。

 

1つの言葉に複数の修飾語がかかる場合には、以下の原則をあてはめます。
原則①:「長い修飾語→短い修飾語」の順に並べる
原則②:「<節>を含む修飾語→<句>の修飾語」の順に並べる

 

●「文章ダイエット」の5つのポイント
①本筋と無関係な情報
②同一表現のくり返し
③副詞&形容詞
④くどい言葉
⑤意味のない言葉

 

「事実」と「意見」は、正しく使い分けましょう。
両者をごっちゃにすると、読む人に「不正確」「いい加減(悪い意味で)」「ウソつき」などと思われかねません。

 

●説得力を増す6つの方法
①「数字」や「固有名詞」を書く
②「理由」や「根拠」を書く
③噛み砕いて書く
④具体例を書く
⑤「抽象」と「具体」を行き来する
⑥比較や範囲を示す

 

元の事柄・道理よりもイメージしやすくなることが、たとえを使うときの大前提です。

 

●すらすら書ける10種類のテンプレート
(1)結論優先型
(2)エピソード×気づき型
(3)列挙型
(4)主張型
(5)時系列型
(6)重要度型
(7)比較型
(8)提案・紹介型
(9)ストーリー型
(10)序論・本論・結論型

 

とくにSNSなどで文章を書いている人は、どんなエピソードからも気づきを得られるよう、意識のアンテナを張っておきましょう。
エピソード×気づき型を使いこなせるようになると、あなたの投稿に対する共感も増えるはずです。

 

人が興味・関心を引くのは起伏に富んだストーリーなのです。

 

「しかし」「ところが」「だが」「とはいえ」など、話の流れが逆に向かう「逆説の接続詞」は、残したほうがいい接続詞の代表格です。
一方、削っても意味が通じることが多い接続詞は「だから」「それで」「そして」「それから」「また」などです。

 

「留保の”が”」を避ける方法としては、「句点を打つ」と「言葉を言い換える」がおすすめです。

 

漢字とひらがなの割合は3:7がベターです。

 

ステップ1:自分に質問をする
ステップ2:その質問に答える
ステップ3:答えたことを書く
文章を書くときには、この3ステップを強く意識します。

 

メモで得られる5つの効果
効果1:下書き効果
効果2:備忘効果
効果3:記憶力効果
効果4:気づき効果
効果5:アイデア創出効果

 

文章を書く力だけが「文章力」と思い込んでいる人もいますが、文章力とは、”書く前の準備”や”書いたあとの推敲や校正”までを含みます。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1020-1】一文を60文字にする

【1020-2】「事実」と「意見」を分けて書く

【1020-3】推敲や校正までやって、「書き終わった」と思う

 

■ひと言まとめ

がんばって書くのだから、めいっぱい伝わる文章にしよう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】残念ながら、その文章では伝わりません
【著者名】山口拓朗
出版社大和書房
【出版日】2017/7/12
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力ことばのチカラアウトプット
【頁 数】272ページ
【目 次】
第1章 もっと早くわかりやすい文章を書く
第2章 説明に困らない文章を書く
第3章 文章テンプレートを使って速く書く
第4章 「うまい」と言われる文章のコツ
第5章 編集者も唸る文章を書く

 

この本で、あなたは変わる。

 

山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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