【シェア読書:1005冊目】旅するように生きてみたら(有川真由美)

【楽しく、人生を旅していますか?】
作家・有川真由美氏が、住まいを東京から鹿児島の田舎に移そうと思い立ってからの、こころの軌跡を綴った一冊。何にもとらわれず、旅するように生きてみた先に見たものとは?

■この本の紹介文

いまのあなたは自由ですか?
目をとじて自分に問いかけてみてください。

 

本書は、「自由とは、なにかにとらわれず、生きたいように生きること」だと提起し、2016年〜2017年の著者自身のこころの軌跡をエッセイにまとめながら、なぜ自由であるべきかを語りかける一冊。

 

『「〜でなければならない」「〜であるべきだ」といった固定観念によって、自分で自分を縛り、不自由だと感じてしまっているだけかもしれない。』
著者は、東京から鹿児島に住まいを移した1年間の経験をとおして、こう述懐します。

 

住む場所・働く場所は、「ここだけしかない」というのを一旦捨ててみる
その上で、自分が本当にやりたいことはなんなんだろうか。

 

これを問いかけ続けると、さまざまな選択肢が頭の中に浮かんできます。
それらを眺めてみて、自分が本当にワクワクすることはどれかと品定めする

 

その中から、”人生という旅”の次の目的地が決まってきます。
そして、その目的地、目的地で、自分の足で立ち、生きる胆力を磨き、自分のできることを提供していく

 

これが、「旅するように生きる」ことの意味のように感じ取りました。
『選べる選択肢って、案外多いかも』と、前向きな気持ちにさせてくれます。

 

変化の激しい時代、その変化を自分から楽しむ心を養うのに、とても示唆に富んだ一冊です。

 

◆人生は、究極の”自由時間”!

■本がわかる!15の要約ポイント

どうせ変化していくのなら、積極的に変化を楽しんで、自ら動いていったほうがいい。

 

便利だと思っていた環境では、「あれがないと、これがないと」と人が不自由であり、不便に見える環境こそ、「あれもできる、これもできる」とあるものから自由になにかを生み出し、多くのものを手に入れているのではないか……。

 

「ちゃんとやっている」といった自信が可能性を広げていく。

 

「自立」とは、きっと「誇り」でもあるのだ。

 

働くことは「自分を生かしてくれる」ということでもある。
”老後”とか”定年”とかいったものは、いつの時代からの概念なんだろう。
「生涯現役」に近い状態で働いている女性たちを見ると、働くことは、ごく自然で、当たり前のことのように思えてくる。

 

お金を生み出すことは、難しいことではなく、いま立っている足元に目を向け、「よろこばれるもの=使えるもの」を見つけていくことなのかもしれない、と思う。

 

自分のやりたいことをする。
自分のやれることだけをする。
あとは、だれかが手伝ってくれる…。
そんなふうに肩の力を抜いて生きていけたら幸せだし、きっといろいろなことが実現していくのだろう。

 

楽しさやよろこびをじっくり”味わう”という言葉が新鮮だった。
うっかり忘れそうになっていたが、これって、人生において、とても重要なことだ。

 

人生は家族で始まり、家族で終わる。
反省しつつ思うことではあるが、私たちは仕事や自分のことばかりで”家族”というものを軽視してきたのではないか。

 

「自分のできること」と「人から求められること」の接点が”役割=仕事”になっていくのだ。

 

イベントというのは、お客さんとして来るよりも、当事者として作っていくほうがワクワクと楽しい。

 

だれかからなにかを「してもらうよろこび」よりも、だれかになにかを「してあげられるよろこび」のほうが、ずっと幸福

 

やってみなきゃわからないし、やれば、新しい扉は開かれる。
やれば気が済むのだ。
「気が済む」というのは、とても大切なことで、結果がどうであろうと、「やるだけやった」と気持ちがいい。
人生の最期に「あれをやっておけばよかった」と思いたくないのではないか。

 

【旅するように生きるために必要な七カ条】
第一条:世の中に対して「なにができるか」を考え続けること
第二条:失敗を当たり前だと考えて、一歩を踏み出すこと
第三条:万が一の「逃げ道」を準備していること
第四条:出会った人を時間をかけて大切にすること
第五条:人との比較ではなく、自分の「好き」を追求すること
第六条:先の予定を決め過ぎない、モノを持ち過ぎないこと
第七条:むずかしく考え過ぎず、ものごとを明るく、シンプルにとらえること

 

どんなふうに生きても、なにかを得れば、なにかを失っている。
逆に言うと、なにかを失っているときは、なにかを得ているときでもある。
なんとなく奪われている、というのが、いちばん怖い。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1005-1】やりたいと思うことを書き出し、何か1つやってみる

【1005-2】なにを提供できれば、喜んでくれるかを常に考える

【1005-3】やらぬ後悔よりも、やった後悔を選ぶ

 

■ひと言まとめ

自分の人生、どこに向かうかは、自分にしか決められない。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】旅するように生きてみたら
【著者名】有川真由美
出版社毎日新聞出版
【出版日】2017/6/21
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】最高の自分生き方フリーランス
【頁 数】208ページ
【目 次】
1 「ずっと同じ会社で働く」「ずっと同じ場所に住む」は、もはや現実的ではなくなっている
2 「あれがないと、これがないと……」ではなく「あれもできる、これもできる……」という考え方に
3 「大人の遊び場」がお金、時間、そして心の余裕を作り出す
4 “役割”を持っている人になると、「与えたり与えられたり」の輪の中に入ることができる
他、計20項目

 

この本で、あなたは変わる。

 

有川真由美(著者サイトさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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