【シェア読書:990冊目】2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方(藤野貴教)

【人工知能時代の処世訓】
働きごこち研究所代表・藤野貴教氏が、加速し始めた人工知能時代を生きるあなたへ、2020年に向けて考えるべき”幸せな働き方”を提案する一冊。AIで何が変わり何が変わらないのか?

■この本の紹介文

目にしない日はなくなった人工知能(AI)。
あなたは今、人工知能をどのようにみていますか?

 

本書は、のべ1万人と「人口知能時代の働き方」を考えてきた著者が、その経験に基づき、加速する人工知能時代をいかに人間らしく幸せに働き生きていくかを提案する一冊。

 

著者のこの言葉が、非常に印象的な本です。
AIは働くことを「楽に」してくれるだけでなく、人生を「楽しく」してくれる

 

われわれは日々、楽しいことも楽しくないことも、そのすべてを「仕事」という単語に集約させて働いています。
楽しいことも仕事、楽しくないことも仕事。
そこに疑問(感情)を挟まず、淡々とこなしていくことが求められています。

 

果たしてこれは、人間として正しい生き方、幸せな生き方なのだろうか?
多くの人がタブーとしてきたこの問いを考える機会を、人工知能はわれわれに与えてくれる。
この本を読んで、このように感じます。

 

「楽に」なると、やりたくないことをやらなくてよくなるということです。
やりたいことをやらなくてよくなったら、「楽に」などとは思いません。

 

では、「楽に」なる分、どこに自分の力を注いでいくのか?
このことを、最新の事例や3名の著名人の例をみながら、じっくり考えさせる構成になっています。

 

読んだ後はペンとノートだけを持って、自然の中でゆっくり自己対話したい。
そんな読後感が、とても心地よい一冊です。

 

◆人工知能は、人間の役に立つべき進化している。

■本がわかる!15の要約ポイント

21世紀前半のビジネスにおいては、テクノロジーが最重要キーワードです。
テクノロジーを知らないということは、そのまま企業の競争格差につながります。
ひいては個人の収入格差につながっていくでしょう。
まずはテクノロジーのことを「知る」。
これが第一歩です。

 

重要なポイントですが、AIは「学習したこと」しかわかりません。

 

人工知能時代の働き方において、私たちがすべきことは3つのステップです。
1つ目は「知る」、
その次に「使う」、
そして最後に、「創る」。
この「知る」「使う」「創る」という3つの段階を、1つずつ上っていくことが重要です。

 

まずはAIの最新情報について「知る」という場をたくさん持つことが重要です。
その方法について、いくつか書いておきます。
①スキマ時間はゲームもいいけどニュースを見よう
②アンテナの高いオピニオンリーダーのSNSをフォローしよう
③テクノロジーの勉強会に足を運んでみよう

 

「創造的に考えることがより必要な領域」
「身体性や感情が求められる領域」
においては、まだまだ人間のほうがAIより優位だと考えることができそうです。

 

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚という五感、そして直感といわれる六感は、身体性を意識することによって伸びていきます。

 

大量のデータをAIに与えても、「そこから何を知りたいのか」という目的は人間が考えなければいけません。
データを与えれば自動で、「こういうことがわかるよ」とAIが教えてくれるわけではないのです。

 

●デザイン思考の5ステップ
ステップ1:Empathize(共感・理解する)
ステップ2:Define(定義・明確化する)
ステップ3:Ideate(開発・想像する)
ステップ4:Prototype(原型をつくる)
ステップ5:Test(試験する)

 

「今までとは反対側の仕事や事柄にチャレンジする」ことです。
変化に敏感な人ほど「反対側にあるもの」に先んじてチャレンジする実験を始めています。
さあ、あなたは何から始めますか?

 

人工知能時代のリーダーに求められる能力は、ずばり次の3つです。
①テクノロジーの最前線を常に学び続ける
②自らが率先し、AIを活用する
③社内の多様なメンバーを巻き込む

 

AIは人の仕事を「楽に」してくれます。
それと同時に、人にしかできないことに今までより注力できることで、人の仕事をより「楽しく」してくれるはずです。
これが私にとってのAI活用のビジョンです。

 

「直感に従い、とにかく行動し続ける」、そして「行動しながら、そもそものあるべき姿を問い続ける」という2つの面での圧倒的な努力がありました。
「行動」と「問い」は、まさに人工知能時代に生きる私たちに必要な2つの力です。

 

テクノロジーの最先端にいながら、時にテクノロジーと離れて、「人とは何か?」を考え続ける。
しかも、ただボーッとしながら。

 

私たちは今、「過渡期」に生きています。
いつの日か、AIのほうが私たちより賢くなるかもしれません。
でも、それは今すぐではありません。

 

人間が人間らしく生きる。
そのためにAIは誕生したのだと、私は信じながら生きていきたいと思っています。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【990-1】テクノロジー関連のニュースサイトを見る習慣をつくる

【990-2】人間について学ぶ習慣をつくる

【990-3】ネット・携帯から離れる日を定期的に予定に入れる

 

■ひと言まとめ

AIは、人間を解放する、愛(AI)すべき存在!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方
【著者名】藤野貴教
出版社かんき出版
【出版日】2017/5/17
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】サイエンス働き方生き方
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 人工知能はどこまで進化しているのか?
第2章 1人1人はどう進化していけばよいのか?
第3章 組織のリーダーはどう進化していけばよいのか?
第4章 人工知能時代の新しい働き方のモデル
第5章 人間の強みを突き詰める

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

藤野貴教さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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