【シェア読書:988冊目】相手に本音を語らせて、思いのままに動かす技術(田中和義)

【聞き方一つで、人間関係は好転する!】
組織内コミュニケーション活性化アドバイザー・田中和義氏が、相手と信頼関係を築き、こちらの要望を受け入れやすくする方法を紹介する。質問の仕方で、ここまで変わる!

■この本の紹介文

毎日の会話。
相手の本音をどこまで聞けていますか?

 

本書は、相手が心を開いてくれるかどうかは「質問」にあると説き、あらゆる対人関係を好転していく実践的な質問術を紹介していく一冊。

 

◎本音を引き出す効果と本音のメカニズム
 ↓
◎本音を引き出す実践的な方法
 ↓
◎相手のタイプ別の接し方

 

このように、段階的に「本音を引き出す」方法を学べる構成になっており、人間関係に前向きになれる印象を持たせてくれます。

 

コーチングのテクニックに基づいており、どんな場面にも使うことができます。
相手が本音を話してくれるくらいに関係を築けるということは、相手もあなたの本音を聞いてくれるということです。

 

お互いが本音を言える関係。
今の世の中で、もっと大切にすべきことですよね。

 

◆本音をもっと大切に。

■本がわかる!15の要約ポイント

人は、誰しも「本音を語りたい」という欲求を持っている。
好きなものは「好き」と言いたいし、間違っているものには「間違っている」と言いたいのだ。

 

親しくない状態から本音を引き出して、信頼関係を築く上で効果的なのが「質問」だ。
質問されれば、相手は無意識に「実は、こう思うんですよ」と胸に秘めていた思いをつらつらと話し出すものだ。

 

聴いているあなたは「なるほど、なるほど。それで、それで」と相手の本音を受け止め、共感を示す。
これを繰り返すことで、相手は好感と信頼感を抱くようになる。

 

本音の自分を認めてくれた相手には、同じようにお返しをしたくなる。
つまり、相手もあなたの言うことを受け止め、認めてくれるようになるのだ。
こうして良好な関係が作られるのだ。

 

人に言えずに隠している本音を聴いてくれる相手もありがたいが、自分が気づいていない本音を引き出してくれる相手も、ありがたい存在なのだ。

 

雑談で大事なことは、何よりも楽に話して楽しむことだ。
自分が思いついたこと、目の前に見えたもの、暑いとか寒いとか自分が肌で感じたこと、そんなことを話せば十分なのだ。

 

秘訣は、自分から話しかけることだ。
初対面の人と居合わせた時、誰もが「話しかけてもらいたい」と感じている。
その時、自分から挨拶をすることで、相手の欲求に応える。
結果、印象がアップする。

 

聴く時は「アクティブリスニング」で相手の本音を引き出す。
これが適切なら、相手の気持ちは盛り上がり、相手から好感と信頼を得ることができるはずだ。

 

話を聴く時は、相手の「話し方」「状態」「呼吸」のペースに合わせることだ。
これにより、聴き手と話し手の間に同調効果が生まれ、一体感が出る。
これで、ますます相手は話しやすくなる。

 

聴きながら、相手の話を要約するとさらにいい。
「それは、つまりこういうことだよね」と相手の話をコンパクトにまとめて返すのだ。
しっかり要約できれば、相手は「理解されている」と思うはずだ。

 

相手が気づいていない本音を引き出すには、まず「最初の想い」を質問する。
たとえば「そもそも、なぜ?」などだ。
そして、現在のことを質問する。
たとえば「今、どんな感じ?」という具合だ。

 

相手に深く考えさせる質問をしたら、自分は沈黙する。
相手が黙っている時は、考えている時だ。
そんな時に、色々と言葉を発せられると、相手は深く考えられなくなる。

 

●本音の種類ごとの対応
・嗜好系の本音:共感する
・堪忍系の本音:話を聴いてあげる
・願望系の本音:承認してあげる

 

相手が
「どんな目標を持っているのか」
「現状はその目標に対して、どんな状態か」
「目標達成するには、何をすればいいのか」
「目標達成したい意思はどの程度か」
の順で質問するのだ。

 

相手は、質問に答えながら、意思を強くし、夢が実現する将来を描いてワクワクする。
相手の本音を引き出すだけでなく、やる気まで引き出してあげることができるはずだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【988-1】会話を楽しむ姿勢を忘れない

【988-2】共感姿勢を相槌・言葉に出す

【988-3】質問して相手が黙ったら、自分は沈黙する

 

■ひと言まとめ

場が整わなければ、本音は聞けない。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】相手に本音を語らせて、思いのままに動かす技術
【著者名】田中和義
出版社明日香出版社
【出版日】2017/5/9
オススメ度★★☆☆☆
【こんな時に】聞く力を身につけたいときに
【キーワード】話し方雑談ことばのチカラ
【頁 数】219ページ
【目 次】
第1章 本音を引き出せば、人間関係は好転する
第2章 相手の信頼を勝ちとる印象力
第3章 警戒心をとり除き、心の距離を詰めていく雑談術
第4章 相手の想いを芋づる式に引き出す聴く技術
第5章 相手が「自分の本音」に気づく質問力
第6章 本音を聴いたあとの対応方法

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

田中和義さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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