【シェア読書:963冊目】やめられない!ぐらいスゴイ 続ける技術(菅原洋平)

【三日坊主は、ピタッと止められる!】

作業療法士・菅原洋平氏が、「最新脳科学」と「医療現場の実践手法」に基づき、継続する、続ける技術を紹介する。

脳を知れば、やめられない!と驚くぐらいスゴイ継続の技術。

■この本の紹介文

「継続する」「続ける」
あなたは、続けることが得意ですか?苦手ですか?

 

本書は、「努力」「ガマン」「才能」などを一切廃し、脳に本来備わっている継続する力を使いこなすことで、誰でも”続ける技術”は身につくと説いていく一冊。

 

継続するためには、脳がもっている「5つの仕組み」を使うことが重要であるとのこと。
「5つの仕組み」とは、
(1)望まない行動をやめる
(2)自分で行動を決める
(3)体の動きを自動化する
(4)続けているときの体の反応に注意する
(5)続ける行動を検索できる言葉をつくる

 

この本の価値は、著者に依存したテクニックではないということです。
著者の個人的なテクニックではなく、最新の脳科学と作業療法士としての医学的知見にもとづくメソッドになっているのです。

 

いずれのテクニックも、すぐにできるものばかりです。
続けたいものややめたいものがあるとき、この本は威力を発揮します!

 

◆脳を知れば、三日坊主はピタッと止む。

■本がわかる!15の要約ポイント

「継続力が大事」と言われているのに、続かなかったり、継続が報われなかったりするのには理由がある。
根気や性格のせいではなく、脳に備わっている仕組みを、うまく使いこなせていないからなのだ。

 

依存症は神経伝達物質ドーパミンに関係がある。
ドーパミンは、熱中したり没頭したりすることを担う。
やる気を触発するが、良い方向のやる気ばかりでなく、依存症の原因物質でもあるのだ。

 

ドーパミンは、ある行動をしたら「どれくらいご褒美がもらえるか」「ご褒美は期待通りだったか」を判断し、それによって自分の行動を決める働きがある。
期待以上なら、行動を続けさせようとする。

 

「やめたいのに、やめられない」のは、強化学習されたことに過剰に注意を向けて「常にそれを気にしている」からだ。
この過剰注意は、他の人と共有することで解くことができる。

 

ドーパミンから自分を取り戻すには、人と話すことが大事なのだ。
「〇〇がやめられないんだよね」と話すのではなく、やめたいことを、他人に分かりやすいように話すのだ。

 

脳にとっては「何をもってやる気になったか」という点が重要だ。
やる気は「動機付け」と呼ばれる。
これは「外発的動機付け」と「内発的動機付け」に分かれる。

 

外発的動機付けは、ご褒美だ。
自分の外から与えられた条件でやる気が起こり、行動する。
行動しているのは自分だが、その行動は、他人が決めている。

 

これに対し、内発的動機付けは、自分の中から湧き起こるやる気だ。
自分のためにやる。
この場合、ご褒美は関係ない。
自分で行動を決めている。
そのほうが成績もよくなる。

 

脳が内発的動機付けを保つには「自ら選ぶこと」と「自ら行動すること」が不可欠なのだ。
この2つを日常生活に取り入れることができれば、失敗しても折れずに続ける力がつけられる。

 

●「続ける」ために使うべき4つの機能
(1)場所
(2)時間
(3)動作
(4)言葉

 

現実の感覚は、記憶によって価値判断や飾り付けがされる。
前頭葉に情報が集まった時には、価値観や過去の出来事から、加工された仮想現実が出来上がっている。

 

続けられる脳を作るには、あえて現実的な感覚を脳に伝える機会を作る必要があるのだ。

 

脳には、容量制限があるから、情報を関連付けてチャンク、すなわち、ひとかたまりにする。
こうして、大事なことに空き容量をとっておくのだ。

 

まず、ボトムアップだ。
どんなことも「これは〇〇の役に立つ」と前向きに考えて進める人がいる。
彼らは、前向きなのではなく、行動を関連付けてチャンクを作る能力に優れているのだ。

 

上から降ろすトップダウンでは、自分が思い描くゴールから逆算して、自分がしていることの意味を整理する。
ゴールが先にあり、そこから現在までの手順を作る。
これが続ける力に役立つ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【963-1】やめたいことを、書き出す

【963-2】「自ら選んだこと」を書き出す

【963-3】「自ら行動したこと」を書き出す

 

■ひと言まとめ

脳を理解すれば、やめるもやるも自由自在!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】やめられない!ぐらいスゴイ 続ける技術
【著者名】菅原洋平
出版社KADOKAWA
【出版日】2017/4/13
オススメ度★★☆☆☆
【こんな時に】続ける力を身につけたいときに
【キーワード】習慣術次元上昇脳科学
【頁 数】216ページ
【目 次】
序章 こんなサインがあったら続けられない!
第1章 【やめる】ドーパミンに乗っ取られた脳を取り戻す
第2章 【自分で決める】脳はやらされ仕事が続けられない
第3章 【続ける】意欲のあるなしに関わらず、体が勝手に続ける
第4章 【続け続ける】環境や生活スタイルが変わっても、続けることが途絶えない方法
第5章 続けることで成果を上げる

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

菅原洋平さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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