【075冊目】3年後、残る人 あぶれる人(キャメル・ヤマモト)

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新たな人材選別時代に突入!!”今いる場所から1万人に1人の人材になる!”グローバル化や情報革命が進行する現代社会の生き残り術の指南書。







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■本の概要
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【書籍名】3年後、残る人 あぶれる人
【著者名】キャメル・ヤマモト
【出版社】日本実業出版社
【出版日】2013-08-24
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】
・将来に漠然とした不安を持つ人
・自分の強みが分からない人
・自分の社会での位置が分からない人

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

本日ご紹介するのは、「キャリアデザイン」に関する一冊。

著書は、キャメル・ヤマモトさん。
グローバル化時代のキャリアデザインについて数多くの著者を持つ方です。

企業内の「余っている人」(雇用保蔵率)は12人に1人
年収300万円以下が40%
世界では7500万人の若者が求職中



すべて本書の中に書かれている現実です。

普通のサラリーマンでいることすら難しい時代を”新たな人材選別時代”と著者は定義します。

そんな時代、いかにして生き残っていくのかを様々な角度から考察した一冊。

『3年後の仕事』とイメージして、ちょっとでも不安を感じる方は本書を読むべきだと思います。

それでは、本編をはじめます。

 

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■読書ノート
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世界は今、新しい「人材選別」の時代に入っている。日本にもグローバル化の波が及び、その「人材選別」は、日本にいても無関係ではなくなっている。なお「人材選別」は2段階で起きる。

 
まず、定型的な業務中心の仕事は、人の手を離れてコンピューターやロボットに移っていく。その結果、非定型な業務だけが、人の仕事として残る。これが第1段階だ。

 
第2段階では、第1段階で生き残る非定型業務がさらに選別される。外科医、会計士、弁護士など高度な知識・スキルや創造性を必要とされる仕事と、接客業など対人サービス中心の仕事に分かれるのだ。

 
前者の仕事に就く人を「クリエイター」、後者はサーブする仕事だから「サーバー」と呼ぶ。クリエイターは高収入が得られるが、サーバーでは、高収入を得ることは難しい。

 
人材選別が進むと、高収入のクリエイターと低収入のサーバーにはさまれた中間的な仕事も人の手を離れてしまう。中間職に就く人は、今後「余る人」なのだ。

 
背景には、「グローバル化」と「情報革命」の相乗効果がある。これにより「世界は過剰につながってしまった」のだ。それが、新しい貧しさの情景を生み出したのだ。

 
情報革命によってコンピューターやロボットができる領域が拡大している。その結果、人間に残された仕事の範囲が縮小しつつある。これにより、「中間層」が職を失うのだ。

 
実際、世界では、若い人の7500万人が職を求めている。社会の入り口になるファーストジョブにつけないのだ。これは、日本人にとっても、他人事でなくなりつつある。

 
一方、グローバル化と情報化が作り出す「過剰につながった世界」にうまく適応できる人は、今までよりもずっと繁栄する。そのためには、世界レベルで通用する「強み」を持つことだ。

 
また、優れたものを集めてきて、それを「つなぐ力」も必要だ。それは、自分から「つなぐ」だけではない。世界の人たちから「つながりたい」と請われて「つなげられる」ことも必要だ。

 
自分の「強み」を異質で、多様なつながりの中で発揮できる「ハイパーコネクティッド人材」が活躍する時代だ。こういう人材になれば、これまで以上に稼ぐ人材になることができるのだ。

 
「ユニークな強味」と「つなぐ力」を持った人材とは、どんな人材なのか。典型的なのが、一芸に秀でた「オタク人材」と、構想実現に向けて様々な人を組み合わせていく「プロデューサー人材」だ。

 
「つなぐ力」すなわち「連結力」を持つことの「強味」を、もう少し深堀りすると、次の5つが条件になる。

 
一つ目は「ユニークであること」だ。標準化や代替性にからめとられない、あなたならではの独自の強味だ。あなたの強みは、世界中であなたしか持たない、あなたらしい強味である必要があるのだ。

 
二つ目は「ほかの強味とつながりやすいこと、組み合わせやすいこと」だ。他人の強味はもちろん、あなた自身が専門性や性格など複数の強味を持つ場合、それらとの「つながり易さ」も含まれる。

 
三つ目は「進化し続けること」だ。「今の強味」の適用範囲を拡大していくことと、まだ持っていない「欲しい強味」を身につけていくことだ。強味の進化が、あなたの成長につながるのだ。

 
四つ目は「習慣化していること」だ。「私の強味はこれです」というだけでは、絵に描いた餅だ。実際に習慣として、おもてに現れている具体性と日常性が欲しい。

 
五つ目は「すっきり説明できること」だ。自分の頭にすっきり入り、いつでも取り出して説明でき、説明すればすぐに分かってもらえ、その強味の使い道をすぐに相手が連想できることが重要だ。

 
自分の「強味」を自分でデザインして、作っていくために最も重要な道具になるのが「強味シート」だ。まずは、A4版の用紙を1枚用意してほしい。

 
そこに「構想」すなわち「何をしたいのか」「何になりたいのか」と「役割」すなわち「構想実現のために、自分は何を果たすべきか」そして「強味の部品」を書き込んでいく。

 
続いて「役割」だ。役割は、それ自体が「強味」になるべきだ。○○課長や部長、××社の社員などではダメだ。これらは、地位であり、中味が問われず、その役職に就いても「強味」が育たないのだ。

 
具体的な「役割」としては、会社等の組織を想定し「定型事務職」「高度プロセス管理」「専門家」「営業人」「現場監督兼プレイヤー」「中間管理」「起業家」「事業・経営者」など10個ある。

 
専門性の習得に必要な要件は2つだ。第1に、世界中、どこでもその分野を手がける人なら身につく「体系的な専門性」だ。つまり、社内だけでなく社外、さらには世界で通用する専門性だ。

 
2番目の要件は、専門性を企業組織と関係づけて、企業組織と相性のいい形でとらえて身につけるということだ。具体的には、次の3つの軸で専門性をとらえることを意味する。

 
「職能的な専門性」「地域についての専門性」「事業についての専門性」だ。職能的とは「開発」「マーケティング」「営業」などだ。

 
「新しい強味」を身につけるには、3年くらいの歳月が必要だ。通常は、丸2年と言われるが、実際は、すべての時間を「専門性習得」には費せないはずだ。余裕をみるべきだ。

 
なお、一昔前は、専門性は「マーケティングの専門」など「単体」でよかった。しかし、こらからは2つ以上の専門性を組み合わせる「専門性の掛け算」が必要だ。

 
これができれば、専門性の幅を広がる。お奨めなのは「職能」「事業」「地域」の3つを意識することだ。3つの掛け算でも「職能」×「職能」などでもよい。

 
2つの専門性を掛け合せれば「1万人に1人」の専門性を持つことさえできる。そうなれば、強力な「つなぐ力」も手に入れられる。

 
このように圧倒的な強みを持つ人だけが生き残れる。強みを伸ばすことは、生きる目的の一つとも言える。今こそ、勇気をもって進む気持ちを奮い立たせてほしい。

 

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■実践ポイント
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●強味シートを作成する

 

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■まとめ
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座して沈んでいくか、奮い立って自ら泳ぎ脱出するか。
あなたはどっちを選択する?

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

台風の影響で夏がぶり返したような暑さですね(^^ゞ
この時期に30度近くまで気温が上がると堪えます。。
充分な睡眠をとって、体調管理に気をつけましょう(^^)/

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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