【書評:957冊目】9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。(中山マコト)

【普段しない選択をせよ!】
プロフェッショナルフリーランス・中山マコト氏が、『9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。』と題して、普段しない選択を意図的にすることで、思考を柔軟にする、逆説の思考法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

約束の時間まであと少し。
いつものルートで向かっても、ちょうど間に合います。
タクシーを使って向かえば、10分前に到着できます。
さて、あなたはどちらを選択しますか?

 

本書は、成功したければ「常識を疑い、慣例から抜け出す勇気を持とう!」と提起し、そのために必要な思考法と習慣術を指南する一冊。

 

冒頭の質問、前者を選択したあなた。
思考が凝り固まっている可能性が非常に高いです。

 

その凝り固まった思考を柔軟にほぐしていくための方法。
これを62個も収録しているのが本書です。

 

紹介されているテクニックのほとんどは、あなたの”逆”をいくとおもいます。
普段しない選択を意図的にすることで、思考の柔軟性を保っていくわけです。

 

「逆」をあえて選択する体験を通じて、新しい気づきが生まれます。
この気づきが、思考を刺激し新しい思考のベースになっていきます。

 

もちろん、ただ闇雲に「逆」を取ればいいわけではありません。
なぜ逆をいくのか、そもそも逆の選択肢を自分で思いつけるのかなど、逆説を深掘りしています。

 

選択肢が増えるほど、充実した日常を手に入れることができます。
そのためにも、ぜひ、逆説の思考法を身につけて、思考の幅を広げていきましょう!

 

◆選択しなければ”逆”か分からない!

9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。
中山マコト きずな出版 2017-2-28
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント

就寝10秒前の儀式とは、自分の脳に「寝ている間にこれを考えておいてね」という指令を与えていることにほかなりません。
私は眠りに入る前に、必ず大事な仕事のことをメモに書き、それを枕元に置いて眠ります。

 

「普段からいいなと思うフレーズや言葉を見つけたら、架空の背負いカゴにどんどん入れて、必要なときにそこから取り出している」(秋元康さん)

 

タイトルは、そのあとに続くコンテンツに対する期待感を生み出すもの。
タイトルでワクワクさせられなければ、中身を読んでもらえない可能性さえあります。

 

理想の営業スタイルは、顧客から、「この課題を一緒に考えてくれない?」と相談されること。

 

本を読む

ヒントを見つける!

自分なりにカスタマイズする!

行動計画を立てる!

実行する!

検証する!
これが正しい読書法です。

 

値引きとは、自ら手に入るはずの利益を捨てる行為です。
これをもし会社の経営者や役員がやれば、本来は”背任行為”で訴えられても仕方ない、じつに恐ろしい行為です。

 

わからないことを質問する。
これは正しいですが、質問の前にやることがあります。
それは”考えること”です。
あなたは何でもかんでもすぐに質問してはいないでしょうか?
よくわからない=即質問という悪習慣は、今日限りで終わりにしましょう。

 

同じことをする必要はありません。
自分なりの方法を探しましょう。

 

敵が多い人というのは、その分、輪郭が明瞭だということ。
だからその”輪郭”を求める人だけが集まり、やってくる。
そこにこそ、まさに本当の「ファン=ファナティック=狂信者」が集まる。

 

「何でもお申し付けください」
「いつでも伺います」
は使い勝手のいい便利な表現ですが、これらは相手に便利に使われることになる言葉です。
行動や便利さではなく、あなたのコアな価値で勝負してください。

 

人脈というのは広げるよりも絞るものです。
収斂さこそが人脈の本質です。

 

受け取った相手が気を使わないでいい程度のささやかな、でも心の込もった贈りもの。
こういう何気ない日常に生まれる小さな喜びは人間関係を円滑にしてくれます。

 

見えない努力は認められにくい。
でもそれを捨てて、手軽で安直なほうに走った瞬間に、引き出しは消えてなくなる。
見えない努力を厭わないでほしいものです。

 

私たちが書く文章には、必ず笑顔の素が組み込まれていないといけません。
笑顔を生み出す文章。
それが書けるとあなた自身にも笑顔が増えます。
書くことが楽しくなります。

 

本を書いて著者デビューしたければ、「こんな本が書けるチャンスを待っています!」と書いてみる。
カメラマンとして仕事が欲しければ、「仕事が増えるプロフィール写真、撮れます!」と書いてみる。
もちろん多くの人の目に触れる部分に、です。
そこからがスタートです。
言わないことは聞こえない。
聞こえなければないのと同じ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【957-1】就寝前、一番考えたいことをメモに書く

【957-2】読み手が前向き(笑顔)になれるか?と考えながら文章を書く

【957-3】自分がなりたい姿を発信する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。
【著者名】中山マコト著者情報
出版社きずな出版
【出版日】2017/2/28
オススメ度★★★☆☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考発想力マインド
【頁 数】216ページ
【目 次】
Chapter1 脳よ、目覚めよ!
Chapter2 成果を、勝ち取れ!
Chapter3 常識は、疑え!
Chapter4 慣例を、抜け出せ!
Chapter5 同志を、つくれ!
Chapter6 スキルを、得よ!

 

この本が、あなたを変える!

9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。
中山マコト きずな出版 2017-2-28
売上ランキング(公開時):ー
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中山マコトさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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