【シェア読書:955冊目】伝わる言葉に“文章力”はいらない(宮澤節夫)

【やることは、9マスを埋めるだけ!】
コピーライター・宮澤節夫氏が、3×3の「9マス」ツールを使い、誰でも伝わる文章が書ける方法を解説する。伝えたいこと・相手に思ってほしいことを整理するだけで伝わる!

■この本の紹介文

「書き進めるほど、まとまりがなくなる」
「いい文章だと思うのに、相手の反応が悪い」
「大事なときほど、文章が浮かばない」
このような文章の悩みを解決してくれるのが、この本です。

 

本書は、コピーライターとして著者が長年磨いてきた、「9マス(3×3)文章メソッド」を紹介した一冊。

 

「9マス」メソッドとは、下記のツールを使いこなすことです。

 

「伝えたいこと(目的)」「相手に思ってほしいこと」をマトリックスにして、必要な言葉を埋めるだけで、自然と”伝わる文章”が書けるようになる
このことを学び、9マスマトリックスの使い方を理解することが、この本の目的です。

 

なぜ、学び、理解する必要があるのでしょうか?
それは、あなたがもっと文章を磨きたいという気持ちに答えてくれるからです。

 

◆文章を書く前に、知っておくべきこと。

■本がわかる!15の要約ポイント

私たちの文章に必要なのは、「文章力」ではなくて、「相手の気持ちを想像する力」「相手に納得してもらう力」なのです。

 

「自分の伝えたいこと」(目的)、「相手に残したいこと」を「9マス」のマトリックスにまとめて、すぐに文章がつくれる方法を紹介しています。

※本書をもとに、米山で作成しました。

 

いきなり書きはじめるのは待ってください。
その前に、最初にやるべきことがあります。
それは、絶対に書かなければならない事柄を書き出すことです。

 

「何が言いたいんだ?」と言われる原因は、要するにあなたが、この文章で何をしたいのかが定まっていないからです。

 

文章の目的は、次の3つがあります。
①知ってもらう
②関心を高めてもらう
③行動を起こそうと思ってもらう
マトリックスでいうと、横軸の部分になります。

 

「知ってもらう」目的であれば、単純に知ってもらうことが目的ですから、それ以外のことは考えるべきではありません。
ストレートな文章でよいでしょう。

 

●目的の3つのタイプ
Know me:認知
Love me:好意を醸成する
Buy me:購買意向をつくる

 

相手が驚くような価値の高い情報は、「事実」を伝える

 

読み手にとってこれは大事だ、役に立つなどと思えることであれば、自ずと読み手の意識が高まってくるので、より読んでもらえる文章になるということです。

 

価値観を幅広く考えるためには、2つのカテゴリーで本音を考えます。
①カテゴリーの本音
②ライフスタイルの本音

 

「あなたがこの文章を書く目的は何ですか?」

 

●相手の頭に残る文章をつくる5つのポイント
1 目的に合っている
2 あれもこれも言わない
3 独自性を具体的に出す
4 相手の本音につなげる
5 裏付けがある

 

・「思います」「考えています」のようなあいまいな言葉で済ませていないか?
・意図を正確に伝えるためには、その言葉で本当にいいのか?
という観点で見直してみてください。

 

段落は、あなたが読ませたいと思うところの前で切りましょう。

 

横書きの場合で読みやすい文字数は、1行で30文字から長くて40文字、縦書きの文章でも、25〜30文字くらいです。
そのくらいが1行1行を目で追っていきやすい文字数といえます。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【955-1】「9マス」のマトリックスをつかって文章を考える

【955-2】文章の目的を常に意識する

【955-3】文章を書き終わった後、校正と推敲をきちんとする

 

■ひと言まとめ

伝わる文章は、書く前に決まる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】伝わる言葉に“文章力”はいらない ベテランコピーライターの誰も教えてくれなかった文章術
【著者名】宮澤節夫
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2017/3/15
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力発想力伝える
【頁 数】208ページ
【目 次】
1 あなたは「空気」に向かって文章を書いていないか
2 目的から文章を考える
3 読み手の頭に何を残すか
4 表現を工夫して書いてみよう
5 文章以前の「読まれる」技術
6 「9マスマトリックス」でつくる文例集

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

宮澤節夫さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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