【子どもにとって親は”人生の師”】
僧侶・保護司・空手道場館長の向谷匡史氏が、子どもの「なぜ」に対する親の答え方次第で、考える力を育てることができると説く。子どもを輝かせる「なぜ」の答え方を我が手に!
「ねぇーねぇー!なんでなんで!?」
目を輝かせる子どもに、あなたはなんと答えますか?
本書は、所構わず飛んでくる子どもの「なぜ?」に、大人はどうやって向き合い接していくことが大切なのか、その心構えを実例豊富に指南していく一冊。
なぜ、勉強しなければいけないの?
なぜ、いじめはいけないの?
なぜ、働かないといけないの?
なぜ、生きなければいけないの?
自分の子ども時代を思い出すだけでも、突拍子もない「なぜ?」を親に投げかけていたのを思い出します。
子どもは大人よりも純粋な分、グサッと本質的な質問を投げかけてくる。
ここから逃げずに向き合い、どうやって「なぜ?」の質問から導いていけるのか。
自分の「大人力」を試されるような感覚に陥る。
お子様をお持ちの親御さん、教育・指導関係者がメインターゲットの本ですが、大人として必要な”本質を追求する力”を養うのに、非常に役立つ内容に感じました。
ペラペラめくるうちに、いつの間にか夢中になって読んでいることでしょう。
とてもオススメな一冊、ぜひ読んで考えてください!
◆「なぜ」はなんで生まれるのだろうか?
これは私の実感ですが、子どものころから「将来を考える」という訓練がなされていれば、非行に走ることも、その日を刹那的に生きることも少なくなるのではないか、と思うのです。
勇気とは、逃げようと思っても逃げられないことに対しては、逃げないで立ち向かっていくこと
子どもの「なぜ」に答える基本は、
(あっ、そうか!)
という得心がなければ、決して耳を貸してはくれないのです。
これは私の信念ですが、我慢という克己心の上に、優越感でなく、本当の意味でやさしさが育まれるものと私は考えるのです。
これまでと違った頑張りをひょいと見せたときに、
「どうしたんだ、今日は」
と誉めるのです。
人間は、期待されればそれに応えようとします。
これは大人も子どもも同じです。
親が、お兄ちゃん、お姉ちゃんとタッグを組むということで、「あなたなら、何かいい考えがあるのではないか」と期待してみせることによって、彼らを”つま先立ち”させることなのです。
つま先立ちすれば、ヨロヨロしますが、それに馴れてくれば自信がつき、精神的にもしっかりしてくるものです。
「神さまや仏さまにお願いをして叶うなら、誰も努力なんかしない。夢や願い事が叶う人というのは、”お願いします”とは言わないで、”頑張りますから、どうぞ見守ってください”と手を合わせるんだ。やってみればわかる。もりもりと自信が湧いてくるぞ」
友達は「つくる」のではなく「できる」というのが正解だ
心身をいかにして鍛えさせるか。
これこそ、いじめからわが子を守る最善にして、手っ取り早い方法だと私は思っています。
人間ですから、それが自分のワガママであっても、人間関係において好き嫌いが生じます。
それはいいのです。
気をつけるべきは、できるだけそれを口にしないことと教えてあげることですね。
私がこれまで保護司として担当した非行少年の多くは、読書との関わりが希薄であったというのが実感です。
「本を読めば非行に走らない」というのは短絡にすぎるとしても、本によって見聞を広め、思索し、”人生”というものを俯瞰して見る目を養うことは、子どもにはとても大切なことだと思うのです。
何事も”自分の視点”からだけで見ていたのでは、本当の姿は見えない。
勉強し、知識を吸収することの意味は、ここにあるんだ
”迷惑をかけちゃいけない”ということの本当の意味は、”迷惑をかけていることを忘れてはいけないよ”ということ
勇気をもって最初からきちんと断る。
「ノー」と言えるかどうか、人生はここが大切であると教えてください。
「自分は子どもたちから見て、尊敬される人間だろうか?」
この自問を胸に刻み、常に問いかけることが、「子どものなぜ」に対する正解になっていくのです。
【910-1】常に「将来を考える」
【910-2】神様・仏様には、「お願いします」ではなく「頑張りますから、どうぞ見守ってください」とお祈りする
【910-3】「自分は、尊敬される人間だろうか?」と常に自問する
「なぜ?」は、成長へのシグナル!
【書籍名】考える力を育てる 子どもの「なぜ」の答え方
【著者名】向谷匡史
【出版社】左右社
【出版日】2016/10/31
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】ヤル気、指導力、問題解決
【頁 数】208ページ
【目 次】
1章 心の「なぜ」に答える
2章 家庭の「なぜ」に答える
3章 友達との「なぜ」に答える
4章 社会の「なぜ」に答える
気になったら、今すぐお手元に!
向谷匡史さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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