【シェア読書:903冊目】目的の力 幸せに死ぬための「生き甲斐」の科学(ヴィクター・J・ストレッチャー)

【あなたは何のために生きるのか?】
ミシガン大学教授・ヴィクター・J ・ストレッチャー氏が、生きる目的を科学と哲学的見地からリサーチする一冊。目的の力を知ると、幸せに死ぬための生き甲斐がみえてくる。

■この本の紹介文

あなたは、なんのために生きるのですか?
こう質問されて、あなたはなんと答えるだろうか。

 

本書は、「生きる目的」について、健康・幸福度の向上を目指す世界的な先駆者である著者が、最新の科学と哲学的見地から考察する一冊。

 

人はなぜ生きるのか?
これは、何千年もの間多くの哲学者が考え続けてきた究極的なテーマです。
このテーマに科学的なアプローチしているのが、最大の特徴。

 

人が持っている能力は、「目的」を与えることでここまで発揮されるものなのか、ということがさまざまな事例やデータで示されているので、「へぇ〜」と単純な学びの連続です。

 

目的を持つだけで、
心臓発作のリスク:27%減
脳卒中のリスク:22%減
死亡リスク:12%減
このようにデータで示されるので、読み進めるごとに、「目的をきちんと定めて生きていくべきだな」と前向きな気持ちにさせてくれます。

 

目的がよくわからず、最近迷走しているな。
あなたがそう感じているのなら、この本を読んでみましょう。
きっと、光が差してきます。

 

◆目的のススメ。

■本がわかる!15の要約ポイント

生きる目的の喪失は少なくとも、他の要因と同じくらい病気や死亡を引き起こしているといえる。

 

生きることに前向きになれるような目的をつくりだすには、誰もが自分自身にこう問いかけなくてはいけない。
わたしにとって大事なものは何か?
わたしは何に価値を置くのか?

 

働く目的はより多くの収益と仕事への満足感を生み出す。

 

この一度きりの旅を精いっぱい活かし、一日一日を自分の目的に沿って生きていくために、わたしには帆を押してくれる風と、強力な舵が必要なのだ。

 

●5つのポジティブなライフスタイル習慣
睡眠(Sleep)
プレゼンス(Presence)
運動(Exercise)
創造性(Creativity)
食べること(Eating)
がエネルギーを増やすことがわかった。
わたしはそれぞれの頭文字をとってSPACEと呼んでいる。

 

自己超越的な、目的をともなった価値を肯定することは、最も大きな意志力をつくりだすということだ。

 

睡眠は体を癒やし、エネルギーを増やすだけでなく、頭を休ませることで目覚めたときに自分をコントロールしやすくしてくれる。

 

瞑想にはいろいろな実践法があるが、やり方しだいではエネルギーと意志力を強め、不眠症を軽減し、食生活を改善させ、創造性を高めもする。

 

身体活動をする理由として最も多く挙げられたのは、「減量」と「健康」だった。
「幸せ感(ウエルビーイング)」という理由は最も少なかった。
ところがおもしろいことに、幸せ感を最大の目標に挙げた女性たちは、減量や健康を目標とした女性たちにくらべ、30パーセント以上も参加意欲が強かった。

 

わたしたちは創造的な活動を通じて自分の感情を表出し、そのことでより元気になれる。
それは自分で絵を描いたり文章を書いたり、踊ったり歌ったりするときだけでなく、鑑賞する側になったときでも同じだ。

 

一日を通じて糖分をゆるやかに、安定的にエネルギーに変えるには、栄養士が言う「グリセミック(血糖)負荷」の低い食品を食べるのがベストだ。
そうした食品が地中海ダイエットの主力でもあるのは、決して偶然ではないーーー野菜、果物、ヨーグルト、雑穀パン、シリアル、インゲン豆、ヒヨコ豆、そしてナッツ。

 

目的を持つことで、一○○年の寿命が保証されるわけではない。
ときには一九年で終わることもある。
でも、どれだけの年数を生きるのであれ、何を経験するのであれ、目的のある生き方は、わたしたちに回復力を与え、場合によっては成長させてくれるものだと見ることができる。

 

一度失敗したとして、だからなに?
過去にあったこととはちがって、目的はかんたんに変えられるのだ!
いつでも好きなときに、洗練し、更新し、編集し、拡張し、縮小し、修正できる。
わたしもそうした作業を何年も続けてきたおかげで、自分の目的がーそして人生がー以前よりずっといいものになったのだ。

 

自己超越的な本質的価値に後押しされた目的は、決して万能薬ではない。
それでも生きていくあいだにどういった選択をするかの指針を与えてくれる

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【903-1】「わたしにとって大事なものは何か?」を常に問いかける

【903-2】「わたしは何に価値を置くのか?」を常に問いかける

【903-3】きちんとした睡眠を常に心がける

 

■ひと言まとめ

目的は、最高の良薬。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】目的の力 幸せに死ぬための「生き甲斐」の科学
【著者名】ヴィクター・J・ストレッチャー
出版社ハーパーコリンズ・ ジャパン
【出版日】2016/10/29
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】行動科学人生生き方
【頁 数】312ページ
【目 次】
第1部 港
第2部 風と舵
第3部 SPACE
第4部 出航

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

ヴィクター・J・ストレッチャーさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

■◇■メルマガ版も好評配信中■◇■
あなたへの5つの質問を用意して
購読登録をお待ちしてます(^^)
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。

 


※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る