【”自分らしい笑顔”を信じて】
フリーアナウンサー・加藤綾子氏が、『あさえがお』と題して、これまでの人生を振り返りながら、自分を導いてきてくれた「心のハンドルをぎゅっとにぎる33の言葉」を書き留めた一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
このままでいいのかな・・・。
ぼんやりと考えることはありませんか?
本書は、人気アナウンサーとして走り続けてきた著者が、その背中を支えてきた言葉を振り返りながら、自分の「心のハンドル」をしっかり握る方法を紹介する一冊。
横並びの学生時代から夢中で食らいついた20代を経て。
30代に差し掛かると、周りとの”差”であったり、先輩や先人の”凄さ”であったり、いろいろなことが見えてくるようになります。
そして、ふとした瞬間に考える機会が増えていきます。
「このままでいいのかな・・・」と。
30代に差し掛かると、どんな人でもそれなりの経験を積んできています。
楽しいことも、嬉しいことも、辛いことも、悲しいことも、胸の中にしまって歩んできました。
1つ1つを振り返るとき、気づくことがあります。
その1つ1つの場面には、必ず言葉があるということです。
背中を支えてくれた言葉、背中を押してくれた言葉。
ときには、背中を支えてくれなかった言葉もあったとおもいます。
このような言葉の数々に磨かれて、今の自分があります。
自分自身で、自分をつくり上げてきたのです。
だから、「このままでいいのかな・・・」。
こう思ったときも、どうすべきかの道標となる言葉は、自分の中にすでにあるのです。
このとき、どう探しても見つからなければ、もらいに行けばいいのです。
信頼できる人の話を聞いてもいいですし、先人達が残してきた書籍で名言に触れてもいいですし。
本書に書き留められた言葉の数々。
これも著者が、尊敬する先輩や吉田松陰の名言など、さまざまなところからもらってきたものです。
そして、もらった言葉を糧に、心のハンドルを握る力を鍛えていく。
この過程を追体験することができて、とても爽快な読み心地を感じられます。
言葉とうまく付き合っていく。
この感覚を磨くのに適した一冊です。
人気アナウンサーの裏側を追体験しながら。
自分自身の言葉を書き留めてみるのも、おもしろいとおもいます。
◆視線の向こうに見つめるのは…
あさえがお
加藤綾子 小学館 2016-11-16
売上ランキング(公開時):854
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■【要約】15個の抜粋ポイント
手が届かないなら仕方がない。
届くところに伸ばしていこう。
何事もいつまでも続くわけではない、あって当たり前ということは、何一つない。
子どものため、家族のため、自分が愛している人のために生きているときが一番強くなれるし、何も怖くなくなる。
そんなお母さんになるのが私の夢ですね。
言葉は時代を超えて、たくさんの人の心を癒し、迷いから救うもの。
言葉は大切にしなければ。
だから、私は言葉で自分をごまかしたり、必要以上に自分をよく見せて飾ったりすることがないように心がけています。
みなさんも心の中の幸せのハードルをいつもよりほんの少し低くしてみてください。
毎日に”楽しい”かもしれません。
「悔しい」と思う気持ちをネガティブにとらえずに受け入れて欲しい。
もちろん、悔しくて嫉妬して人を羨んでばかり、それはよくありません。
でも悔しさを感じて努力する、それはとても大切な感情だと思います。
あの人にはあの人のできることがある。
自分には自分のできることがある。
自分を守れるのは自分だけしかいません。
本当に大事なことは、誰かに相談するよりもじっくりと時間をかけて一人で考えます。
他の人の意見を聞くよりもまず、私にとっては「自分」の心の声を聞くことが大事。
私とじっくり一生付き合えるのは私だけ。
私のすべての行動は、自分だけの責任ではなく、家族や知人にまで及んでいると自覚したとき、私は変わったんです。
どんな大きさの世界で生きている人でも、家族という最小の、最も根底にある基盤を忘れずにいる人こそ、本当に立派な方だと私は思っています。
外見がどうこうというよりも、その人から発せられた言葉、言い回し、伝え方を重んじる。
先輩アナウンサーたちのそんな姿勢に、私は感銘を受けました。
言葉を引き出す方程式より、一番大切なのは尊敬と誠意の気持ち。
そして「あなたのお話を聞きたい」という素直な姿勢で、飾らず質問をすることだと思います。
家族は私にとっての最小宇宙。
自分の中での幸せを感じる一番大きな部分は、家族という中で何かを築くこと、この思いは今でも変わりません。
■【実践】3個の行動ポイント
【884-1】最後の判断は、自分でする
【884-2】関わる人への影響を考えてから、行動を起こす
【884-3】自然体を心がける
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】あさえがお
【著者名】加藤綾子 ・ 著者情報
【出版社】小学館
【出版日】2016/11/16
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】30代、生き方、人生
【頁 数】174ページ
【目 次】
“あさえがお”を見つけるまで
幸せのハードルは低いほうが楽しい
涙を止めるのは笑顔しかない。つくり笑いであっても
一生懸命じゃないから悔しくないんだ
なんやねん、カッコつけやがってー明石家さんまさんの言葉
[他]
この本が、あなたを変える!
あさえがお
加藤綾子 小学館 2016-11-16
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加藤綾子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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