【シェア読書:876冊目】課長のための「やらない」教科書(田原洋樹)

【人は役職でなく人についていく!】
人材育成コンサルタント・田原洋樹氏が、その立場の重圧に苦しむ多くの課長を救った「やらないマネジメント」を紹介。
この手法をあなたらしく身につけたとき、職場は変わる!

■この本の紹介文

あなたは、部下との関係を上下に捉えていますか?
あなたは、部下との関係を横に捉えていますか?

 

本書は、上司と部下それぞれの板挟みにあう立場にある課長を救うべく、「やらないマネジメント」という手法を紹介した一冊

 

上下左右さまざまな方向から、たくさんのボールが飛んできます。
これをすべて打ち返そうとすると、目が回って倒れてしまいます。

 

打ち返すべきボール(やらなければいけないこと)をきちんと見極めて、あえて捨てるボール(やらないこと)を判断する選球眼を磨くのがこの本の目的。

 

ただし、いきなり身につけることは困難です。
安心してください。
あなたが効果的にトレーニングできる7つのテクニックを紹介されていますので。

 

●7つのトレーニングメニュー
(1)あえて「教えない」
(2)もう「叱らない」
(3)いちいち「仕切らない」
(4)無理に「つき合わない」
(5)簡単に「なびかない」
(6)つべこべ「話さない」
(7)いつまでも「残らない」

 

さぁ、7つのトレーニングをこなし見違えた活躍をみせましょう!
もう、あなたはチームになくてはならない存在なのです。

 

◆常に、目を配らされる存在になろう!

■本がわかる!15の要約ポイント

本当に「やりたいこと」にたどり着くために、「やらねばならないこと」でがんじがらめになっている心と体を解きほぐし、前向きに、生産的、効率的に仕事に取り組み、成果を上げていく

 

部下は、課長が色々なことを教えてくれることに価値を感じない。
「一緒に考えてくれる」「自分で考える環境を整えてくれる」ことに価値を感じるのだ。
「あえて教えない」意識改革が必要だ。

 

●すぐに身につける!3つの部下への問いかけ
(1)「あなたはどう思う?」
(2)「それはなぜ?どうして?」
(3)「何からだと始められる?」

 

部下は、課長が見守ってくれているという「安心感」があるからこそ、自分の行動に自信を持ち、責任感を持って業務に向き合うことができる

 

「安心感」を醸成するためには「権限委譲はするが最終責任は自分にあることを伝えること」そして「仕事のプロセスを把握し、支援する」こと

 

部下を「叱る」ことは、マネジメントの中でも、レベルの高いスキルだ。
課長と部下、双方に感情的な「しこり」が残るからだ。
そもそも楽しくない。
課長にとっては割に合わない行為だ。

 

「叱る」ことを止めても、効果的に動かす方法がある。
期待し、褒めることだ。
「期待して育てた生徒は、そうでない生徒より成績が向上する」ことを証明したのが「ピグマリオン効果」だ。

 

上手な褒め方にはポイントがある。
褒める時は、褒めるべき働きの直後に、部下への期待に沿って、具体的に、大勢の前で行うことだ。
もちろん、時には「間接的な称賛」も部下の心をくすぐるはずだ。

 

課長クラスの人間が「仕切る」必要のない場面は多い。
「仕切る」という行為は、部下の貴重な成長チャンスの芽を摘み取ってしまう。
課長はいちいち仕切らないほうがいいのだ。

 

課長は、それを後方でじっと見守るだけでいい。
きっとこれまでとは違った、メンバーの意外な一面、見落としていた潜在能力に気づかされるはずだ。

 

プロなら、勤務時間内で、部下との人間関係も、情報共有もすべて行うことが求められる

 

「大人の付き合い方」をする課長の姿は、部下たちの目にも頼もしく映るはずだ。
「無理につき合わなくていい」という風土を上司が醸成すれば、部下も安心してプライベートを楽しめる。

 

課長が、部下に「好かれる」必要はない。
それよりも「信頼される」ほうが重要だ。
「ぶれない」ということを肝に銘じて、自分のカラーを押し出し、堂々と振る舞えばいいのだ。

 

課長は、部下にとって最も身近な管理職だ。
その課長が多くの失敗をし、苦労してきたことを知れば、課長は頼もしい、貴重な存在に映る。
結果、課長の話を興味深く受け取るようになるはずだ。

 

管理職は、上司や部下の双方から様々なプレッシャーを受ける難しい立場だ。
不安を感じ、迷うことも多い。
だが、頑張らなくていい。
ぜひ、自信を持って、本来の役割を果たしてほしい。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【876-1】横に寄り添う応援する感覚で接する

【876-2】「あなたはどう思う?」「それはなぜ?どうして?」「何からだと始められる?」を意識して使う

【876-3】自分らしさを見失わない

 

■ひと言まとめ

人は役職ではなく、人についていく。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】課長のための「やらない」教科書
【著者名】田原洋樹
出版社三笠書房
【出版日】2016/12/2
オススメ度★★☆☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー指導力職場環境
【頁 数】213ページ
【目 次】
序章 課長を変える、七つの「発想転換」
第1章 あえて「教えない」
第2章 もう「叱らない」
第3章 いちいち「仕切らない」
第4章 無理に「つき合わない」
第5章 簡単に「なびかない」
第6章 つべこべ「話さない」
第7章 いつまでも「残らない」

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

田原洋樹さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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