【シェア読書:862冊目】賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか(井出留美)

【知らないという恐怖に気づく】
食品ロス問題専門家・井出留美氏が、日本で静かに進行する食品ロスという重大な危機を問題提起する。「なぜ生まれるのか?」その裏には、隠されつづける賞味期限のウソがあった。

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この本の紹介文
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冷蔵庫を開けると賞味期限が切れた食品が。
さて、あなたは普段この食品をどうしていますか?

 

本書は、「日本はまだ食べられる食品を大量に廃棄する『食品ロス』大国になっている」と問題提起し、「もったいない」という言葉を生み出した日本人として取るべき行動を考える一冊

 

何気なく、「大量に廃棄する」と書きました。
日本全体でどれだけの食品が廃棄されているか、あなたはご存じですか?

 

ニュースでよく目にする食料援助を比較材料に、本書は示します。
世界全体の食料援助量:320万トン
日本全体の食品ロス量:632万トン

 

これは、日本全体で食品ロスを半分にすれば、世界の食糧問題は解決することを示しています。
「もったいない」という言葉を生み出して誇らしく思っているのが、恥ずかしいを通り越して滑稽に思えるほどに危機的な水準にあることを、この本で目の当たりにする。

 

あなたは、この本で「食品ロス問題」を知ります。
そして、「おかしくない?」「何ができるだろうか?」など、さまざまな疑問が浮かんでくることでしょう。

 

この疑問に対して、答えを求めて行動を開始していくこと。
あなたが行動を開始すれば、周りにも波及しはじめる。

 

そして、徐々に徐々に大きなうねりに育ってきたとき。
食品ロスの量は、必ず減りはじめる

 

「もったいない」の誇りを取り戻そう!

 

◆あなたが捨てる食品で救える命がある。
b862

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本がわかる!15の要約ポイント
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日本の卵の賞味期限は、「夏場に生で食べる」のが前提で、パック後14日間(2週間)と設定されています。
でも、気温が低い(10度くらい)冬場であれば、産卵から57日間、つまり2カ月近くも生で食べられます。
しかも、「生で食べる」のが前提だから、賞味期限を過ぎていても、加熱調理すれば、十分食べられるのだそうです。

 

賞味期限は、あくまでアバウトな「目安」です。
(略)
スーパーやコンビニなどの小売店の多くは、そんな、目安に過ぎない賞味期限よりさらにもっと手前の日に商品を撤去します。
賞味期限全体の3分の2のところに「販売期限」を設定し、そこに達すると棚から撤去するという「3分の1ルール」があるからです。
まだ食べられるにもかかわらず、賞味期限が迫っているため流通できないなど、様々な理由で廃棄せざるを得ない食品を「食品ロス」と呼びます。

 

日本は、食品ではあり得ない「ゼロリスク」を求める国で、まず「リスク回避」することに頭が回ります。
食品は、人の命や健康に関わります。
いったん事故が起これば、商品回収などで莫大な損失を被るわけですから、製造者責任を負う食品メーカーとしては、しごく当然の考え方です。
でも、消費者の反応を過剰に気にするあまり、本来防げるはずの無駄が起こってしまっているように思うのです。

 

●家庭で食中毒を防ぐ6つのポイント
(1)買い物
(2)家庭での保存
(3)下準備
(4)調理
(5)食事
(6)残った食品

 

食品の水分含有量を減らすことで、食中毒の原因となる細菌や微生物が増えるのを防ぐことができます。
カビは、厳密に言うと、カビの種類によって異なるのですが、おおむね、水分量が10%以下だと発生しません。
15%を超えると発生します。

 

健康のために食塩摂取量は抑えるにこしたことはありませんし、冷蔵・冷凍設備の発達により、食品の保存を塩蔵に頼らなくてもよくなってきました。
ですが、その分、食品の保存性そのものは落ちます。
「薄味のものは、日持ちがしない」。
そう頭に置いて、すぐに食べ切る、冷蔵・冷凍するなどの工夫をしましょう。

 

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで食べ物を買うとき、その値段に何が含まれているか、意識せずにお金を払っている人がほとんどでしょう。
でもそこには多くの人が想像したことのないコストが織り込まれています。
それは「捨てるための費用」です。

 

食品業界には「欠品ペナルティ」というものがあります。
食品メーカーの製品が欠品して納品できないと、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店に対し、メーカーは、欠品ペナルティと称される罰金(欠品粗利補償金)を、それも店舗ごとに払わないといけないのです。

 

日本の食品ロス量は、632万トン(2013年度、農林水産省調べ)。
これは東京都民が1年間に食べている量とほぼ同等だそうです。
日本全体の1年間の魚介類の消費量(622万トン)ともほぼ拮抗します。
世界の食料援助量は約320万トン(2014年)なので、日本は、世界全体で支援される食料の約2倍もの量を、日本国内だけで捨てているのです。
これは明らかに異常な数字です。

 

100パーセントの理想論を唱えて何もしないより、10パーセントでもいいから行動に移し、実践していったほうが、少しでも物事が前進するのではないでしょうか。

 

買うということは、その商品を支持するという姿勢を表明すること。
その商品を作った会社や組織を応援する、いうことです。
今、あなたが買い物している商品は、あなたが応援しているものでしょうか。

 

”You are what you buy.”ということも言えると思います。
あなたが何を買っているかで、あなたという人間がどのような人かが、わかります。

 

東日本大震災以降、「エシカル消費(倫理的消費)」という消費の仕方が注目されるようになりました。
「エシカル消費」とは、「人と社会、地球環境のことを考慮して作られたものを購入または消費すること」です。

 

社会が動くとき、たくさんの人が関与する場合もありますが、たった一人のキーパーソンが社会を動かすこともあります。

 

●今日から家庭でできる、食品ロスを減らすための10カ条(抜粋)
(2)空腹の状態で買い物に行かない
(3)買い物では、すぐ食べるものは手前(賞味期限が近いもの)から取る
(6)残った料理は別の料理に変身させる
(9)外食時に注文し過ぎない
(10)残さないで食べる

 

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これをやろう!3つの実践ポイント
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【862-1】すぐに消費するものは、賞味期限が近いものから買う

【862-2】残さずに食べる

【862-3】買った食品を1ヶ月間記録してみる

 

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今回のまとめ
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なぜ、捨てるのですか?

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか
【著者名】井出留美 / 株式会社office 3.11
出版社幻冬舎
【出版日】2016/10/28
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】社会貢献を考えるきっかけに
【キーワード】社会ビジネスモデル問題解決
【頁 数】220ページ
【目 次】
第1章 賞味期限のウソ
第2章 「これ食べられる?」を自分で判断する8つのポイント
第3章 捨てるコストはあなたが払っている
第4章 あなたは、あなたが「買うもの」でできている
第5章 食べ物をシェアする生き方

 

気になったら、今すぐお手元に!
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井出留美さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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