【すぐにやる脳をつくれる!】
諏訪東京理科大学教授・篠原菊紀氏が、無理なくモチベーションをあげる方法を紹介した一冊。脳科学と臨床心理学の見地から、あなたが変わる37の習慣で、パフォーマンスは3倍に!
==================
■1分間紹介文
==================
やらなければいけないのにできない。
なんで自分はこんなにダメなんだろう…。
こんな自己嫌悪から逃げ出したいと思っているなら、読みたい。
本書は、脳科学や臨床心理学という著者の専門分野の知見から、脳の性質を知り、その性質を利用して「すぐにやる脳」を手に入れる37の習慣を紹介した一冊。
「すぐにやる脳」をつくれば、あなた自身であなたのモチベーションを高める方法が手に入る。
モチベーションをコントロールできるようになれば、前向きなチカラを得ることができる。
結果、あなたが欲しい結果が手に入る可能性が飛躍的に高まる。
「すぐにやる脳」。
身につけるほど、自分を好きになれる。
==================
■本がわかる!15の要約ポイント
==================
「すぐにやる脳」を作るには、線条体のしくみに即して「やるべき行動」「望ましい行動」と「快感」をむすびつけることが必要
「仕事をしよう」と立ち上がったら「よく立ち上がった」「その一歩がえらい」という具合に、無理にでも行動と快感をむすびつけることだ。
それを繰り返すのだ。
やる気の中核「線条体」は、行動と快感を結びつけることで「やる気」を生み出す。
だから、行動や努力をほめないと「やる気」は育たない。
素質を褒めても、線条体の発火にはつながらないのだ。
自分の間違いを積極的に見つけ出し、修正しようとする姿勢をほめることだ。
その萌芽をほめることこそ、子供を、部下を、自分を伸ばすことにつながるのだ。
まずは、下を見て、自分の間違いを直視し、反省する。
その上で、今度は上を向き、未来に向けた仕事や勉強にチャレンジしていく。
これが「すぐやる脳」を作るポイントなのだ。
この場でやる気を高めたい時に役立つのが「行動のイメージ」だ。
自分がこれから行おうとしている行動を、具体的にイメージすることが大切だ。
中身が具体的で、実行可能でないと、希望は上滑りになる。
「明日は、きっと、○○しているだろう」と、具体的で、実行可能な行動が描ければ、人は勝手に変わり始めるのだ。
行動の成否がわかれば、うまくいったとき達成感が得られる。
さらに、小まめにほめれば、行動と快感がむすびつきやすくなり「やる気」がアップし、維持もしやすくなるはずだ。
やる気がまったく起こらない時は、目をつぶり、自分がやるべきことを始めているイメージを膨らませることだ。
さらに、イメージに、オノマトペをつけて表現してみると、やる気が湧いてくるはずだ。
「やりたくない」のも自分の脳、「やりたい」のも自分の脳だ。
脳を騙して始めるには「5分だけやろう」「伝票の整理だけやろう」など「このくらいなら始められる」ことをとりあえず始めることだ。
プレッシャーやストレスは、ワーキングメモリの働きを阻害する。
比喩的に言えば、脳のメモ帖の数が少なくなってしまい、考える力が低下しているのだ。
「すぐにやる脳」を作るには、ルーティンを使うことだ。
スポーツ選手のルーティンには、心身の状態のチェックや、余計な雑念が入り込むのを防ぐなどの役割がある。
手っ取り早いのは、最近うまくいったときのことを思い出し、そのとき、仕事などの前にしていたことをちょっと洗練して、ルーティンにすることだ。
行動経済学では、報酬より損失のほうが心理的影響が大きく、2〜4倍は効果があるという研究がある。
これが神経科学と結びつき、神経経済学という分野も出来上がっている。
脳の性質を知り、その性質を利用することで「すぐにやる脳」が手に入る。
さらに、自堕落になりがちな脳を客体視し、容認する余裕もあれば、きっとすぐやる脳が持続できるはずだ。
==================
■これをやろう!3つの実践ポイント
==================
【820-1】「行動」→「褒める」をくり返す
【820-2】具体的で実行可能な行動をくり返しイメージする
【820-3】手っ取り早くできる行動をどんどん行う
==================
■今回のまとめ
==================
褒めて褒めて脳を喜ばせよう!
==================
■本日紹介した書籍情報
==================
【書籍名】「すぐにやる脳」に変わる37の習慣
【著者名】篠原菊紀
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2016/9/16
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】習慣術、脳科学、セルフコーチング
【頁 数】176ページ
【目 次】
第1章 「すぐにやる脳」を育てる王道習慣
第2章 3分で「すぐにやる脳」になる思考習慣
第3章 いつもフレッシュな脳にしておく生活習慣
第4章 「すぐにやる」が続く脳トレ習慣
篠原菊紀さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
■【読者登録受付中】
メルマガの配信を開始しました!■
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。